top of page
検索
  • 執筆者の写真野村将揮

無題

更新日:2018年10月31日

結局のところ、ストレスは予測不可能性から来る部分が大きい。なんとなくの見立てで大丈夫そうだったり、個別に見れば大した負荷でなかったりしても、未経験かつ予測不可能な事柄で公私を埋めると行き詰まる。これはいい教訓になった。厳しく見ると、方々に於いて過信があったのだろう。


やはり「うまく進んでいる」と実感できる事柄を主軸に置いて日常生活を設計するに限る。拠り所があれば、多少の振れ幅があってもそれが一時的なものだと受け容れられる。安定的な主軸を持つことで、「自分が総じていい流れにいる」ということを信じられる。この自己信頼が揺らぐと悪循環に嵌る。全て70点では不安になるが、1つ90点なり100点なりがあれば、1つぐらい赤点でもなんとかなる気がしてくる(と思う)。


あとは、ストレスも、所与というか避けようがないもの、時間の経過に連れて質量が変化を見るもの、そもそも低減・回避できるもの、と分けて考えるのがよいだろう。世間で言われているほど、人間関係由来のストレスは多くはないのではないかと思う。

閲覧数:527回0件のコメント

最新記事

すべて表示

ふと、親代わりだった祖父のことを思い出したので、少し書き残しておきたい。 一ヶ月が経過した。世に言うキャリア官僚を辞して設立一年にも満たないベンチャーの役員になった。官舎を出る必要があったため住む場所も変えた。金銭を受け取りながら人前で自分の名前を出しながら意見を表明することにも多少は慣れてきた。 自然、日常を織り成す人間関係に、小さくない変化があった。節目にかこつけて旧交を温めてくれた師や友人も

今日付で経済産業省を退職した。入省に至った経過と今日感じたことを書き記したい。いつかの自分のために。 中学時代は剣道に、高校時代は東大受験に、文字通り全身全霊で打ち込んだ。田舎の片親家庭だったが、今思えば、そのような機会・環境が与えられていたことは幸福以外の何物でもなかった。 1度目の東大受験に失敗して、単願だったため、浪人することになった。現役時代の蓄積があったので、数年ぶりに「受験対策」以外の

一年に数回会うといった関係の先輩(年上の友人という方がしっくりくる)2名とそれぞれ約2時間ずつご一緒した。思えばともに10年弱の付き合いになる。 就職、結婚、出産、留学といった世に言うライフイベントを経て、自身や親密圏を形成する友人・知人の日常(として設定しているもの)が変遷していく中で、特に深くも重くもない軽やかな関係が継続していくというのは素直に嬉しく思う。何かを学び取りたいと片意地を張るでも

bottom of page