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  • 野村将揮

無題

高校時代に何となしに弁護士にでもなろうかと思い立ったのを引き摺って、前期課程で法学のさわりだけ学んだ。いや、学んだとも何とも言えないかもしれない。哲学者になって新緑なり落葉なりの中を愛犬と静かに歩きたいなどと思いながら、後期課程では物と言葉を口に含んでいない間は黙々と文字の浅瀬に溺れた。学問の才能、つまりは問いを打ち立てる力とそれを追窮する情熱とが無いと自覚するに至って程無く、半端にだが極めて自然な流れてとして、まるで縁の無かった経済学を独習し国家公務員試験を受けることになった。言ってしまうと、面目を保つ形で進路に目処が付いたが、結局なんだったのか、という一抹以上の想いは胸中で燻っていた。

と、続きを書こうと思ったが、やめにする。うん、やめておく。続きはまた顔を見て聞いてやってください。いつもありがとうございます。

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